おはようございます。こんにちは。そして、こんばんは。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(略: SCE、現: ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE))が2000年3月4日に発売した家庭用ゲーム機「PS2(プレイステーション2)」。
史上最も売れたゲーム機とも言われており、国内外問わず数多くのゲームファンを熱狂の渦に巻き込んだ名機です。
DVDの再生もできることから、普段ゲームで遊ばない層にも大ヒットしました。
「ファイナルファンタジー」、「ドラゴンクエスト」、「テイルズ オブ」シリーズなど数多くのタイトルがリリースされ、その中には現在でもプレイした多くのユーザーを魅了し続けている名作ゲームが数多く存在しています。
意欲作や冒険作、最新のタイトルとはまた違った癖のあるユニークなソフトやPS2でしかできないゲームなど、コアなファンが愛し続ける隠れた名作・神ゲーも多いです。
今回は、そんな家庭用ゲーム機「PS2」のおすすめソフトをご紹介します。
ファイナルファンタジーX

2001年にリリースされた国民的RPG「ファイナルファンタジー」シリーズの10作目。
シリーズ初のフルボイスを採用しており、高画質なグラフィックで描かれる感動的なストーリーが魅力。
大都市ザナルカンドで暮らす主人公の青年「ティーダ」は、ある事件がきっかけで異世界「スピラ」に迷い込んでしまう。
元の世界に帰る方法を探るため、偶然知り合った召喚士「ユウナ」と共に、世界を脅かす魔物「シン」を倒す旅へ出るというストーリー。
本作は、バトルシステムにCTB(カウントタイムバトル)を採用しており、敵味方の行動順が可視化される為、戦略性の高いバトルを楽しめます。
また、盤上のマスにスフィアを配置することでキャラクターのステータスやアビリティを強化していく「スフィア盤」と呼ばれるキャラクター成長システムにより、育成の自由度も高いです。
ストーリーやバトル以外にミニゲームも充実しており、やり込み要素の多いのもポイントで、RPG好きの方は勿論、やり込み要素の多いゲームを探している方にもオススメ。
シナリオの評価も高く、シリーズの中でも特に人気がある作品ですので、FFだからと拘ることなく、ぜひ一度プレイしてみてください。
ファイナルファンタジーXII

従来のシリーズから一新、全く異なるバトルシステムやフィールド探索が話題になった「ファイナルファンタジー」シリーズの第12作目です。
2つの帝国が勢力争いをしている「イヴァリース」と呼ばれる世界が物語の舞台。
アルケイディア帝国に占領されたダルマスカの首都ラバナスタに住む少年「ヴァン」が、ある出来事をきっかけに、空賊のバルフレアとフラン、将軍バッシュ、そして王女アーシェと共に故国を取り戻すため、帝国と戦いを繰り広げることになるというストーリー。
美しく繊細なグラフィックは、映画を見ているようにストーリーをじっくりと楽しめます。
本作では、リアルタイムに戦況が変わるADB(アクティブディメンションバトル)を採用しており、シリーズ史上初のフィールド移動とバトルの切り替えがシームレスになっています。
また、「ガンビット」システムと呼ばれる斬新な戦闘システムにより、あらかじめキャラクターの行動をセットし、バトルを半自動化できます。
重厚で感動的なストーリーに斬新な戦闘システム、やりこみ要素のあるミニゲームも充実している隠れた名作です。
ドラゴンクエストV 天空の花嫁

1992年にスーパーファミコン用RPGとしてリリースされた「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」のPS2リメイク版。
幾度のリメイクや映画化もされたシリーズ屈指の人気作であり、父親・主人公・息子の親子3代にわたる壮大な物語が描かれます。
また、モンスターを仲間にすることができるのも本作の魅力です。
オリジナル版は2Dドットだったのに対して、本作は俯瞰視点の3Dグラフィックを採用しており、迫力ある3Dグラフィックやサウンド、戦闘システムの改良など、大きく進化。
オーケストラ音源によるパワフルなBGMに加え、アイテムをたくさん収納できる「大きなふくろ」や仲間との会話システムなど、新機能が導入されて、より遊びやすくなっています。
シリーズでも人気のカジノに加えて、いわゆる裏ボスも存在し、やりこみ要素も十分。
3DSやios、Androidでもリメイクされていますが、壮大な雰囲気を味わいたいならPS2版をオススメします。
「オーケストラ音源」、「3Dグラフィック」、「据え置き機での大画面」、これらは他のリメイクにはない要素であり、諸々のクオリティが高いからです。
特筆すべきは戦闘の演出で、敵がダメージ受ける度のけぞったり、メラゾーマを打つ時は上に画面が向いたり、かなり細かく、臨場感のあるプレイを楽しめます。
シリーズの中でも名作と名高く、ドラクエファンやRPG好きなプレイヤーなら一度はプレイしておきたい一作。
個人的にも一押し作品です。
ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

国民的RPGである「ドラゴンクエスト」シリーズの8作目。
道化師ドルマゲスの邪悪な呪いによって時を止められた王国を救うため、主人公が仲間たちと共に旅をするというストーリー。
シリーズ初のフル3D作品で、キャラクターデザインに忠実なグラフィックや細部まで作り込まれた広大なマップが特徴です。
「トゥーンシェーディング」という手法によってアニメ調のグラフィックを実現しており、アニメの世界に入り込んだような臨場感を味わえるのも見逃せないポイント。
従来の分かりやすいゲームシステムはそのままに、グラフィックが強化されたことで臨場感がアップし、迫力あるバトルを楽しめるようになっています。
攻撃力を上げる「テンション」、キャラクターを自由に育成できる「スキル」、アイテムを組み合わせて新しいアイテムを作る「錬金釜」などが新たに登場。
後のシリーズ作品にも導入される新システムが豊富に採用されており、シリーズの転換期となった名作で、歴戦のドラクエファンも満足できるゲームです。
ストーリー・キャラクター・戦闘など、全体的に完成度が高く、プレイヤーを選ばない遊びやすいタイトルに仕上がっており、初心者にとてもオススメできる一作。
テイルズ オブ ジ アビス

「テイルズ オブ」シリーズ10周年記念タイトルに当たるマザーシップ第8作目で、人の生死に焦点を当てたRPGです。
人気バンド「BUMP OF CHICKEN」が担当したテーマソング「カルマ」の歌詞の通り、生まれたことの意味について考えさせられる深いストーリーが魅力。
主人公「ルーク」が旅を通じて人として成長していき、誰もが一度は思い悩む「生まれた意味」を探す物語になっています。
戦闘システムには「FR-LMBS(フレックスレンジ・リニアモーションバトルシステム)」を採用しており、ボタンを押しながら操作することで3D化されたバトルフィールドを自由に動いて戦えるのが特徴。
必殺技の演出も派手で、アクションが苦手な方でも簡単に爽快感のあるバトルが楽しめます。
登場人物一人一人の背景がしっかりと描かれており、魅力的なキャラクターが多く、かなりシリアスで鬱展開もありますが、だからこそ他のRPGでは味わえない唯一無二のシナリオは強く心に残るはず。
現在でも根強い人気のある、シリーズ屈指のシナリオと名シーンが魅力的な名作アクションRPGです。
テイルズ オブ シンフォニア

「テイルズ オブ シンフォニア」は2003年にGC(ゲームキューブ)で発売された大人気RPG「テイルズ オブ」シリーズのマザーシップタイトルの第5作目。
本作は、新たな特技や魔法、イベント時のアニメーション、称号、サブイベントやコスチュームなどを追加し、PS2に移植した作品です。
神託の村イセリアで暮らす剣士の少年「ロイド」は、ある日幼馴染の少女「コレット」に神託が降りたことを知り、衰退しつつある世界シルヴァラントを救うため神子として世界再生の旅へ赴くコレットと共に旅立つというストーリー。
戦闘システムには、フィールドが3D化された「ML-LMBS(マルチライン・リニアモーションバトルシステム)」を採用しており、ゲージを溜めて仲間と連携して複合攻撃を行う「ユニゾン・アタック」が本作の特徴です。
また、セットしたEXスキルによって各キャラクターはT(テクニカル)タイプかS(ストライク)タイプに変化し、これらのタイプによって技の派生が変わるのも本作の特徴で、どちらのタイプを選択するかで戦闘スタイルを変化させることができます。
「テイルズ オブ」シリーズの中でも屈指の名作で、奥深く心動かされるストーリーと魅力的なキャラクター、夢中でやりたくなる戦闘システム。
どれをとっても完成度が高く、シリーズ初心者にもオススメしたい一作です。
ペルソナ3 フェス

スタイリッシュなデザインと普遍的テーマを扱うジュブナイルRPG「ペルソナ」シリーズ。
2006年にリリースされた「ペルソナ3」は、巨大な学園都市を舞台に、特殊能力「ペルソナ」を持つ少年少女たちの物語を描いたRPGです。
名作と名高い「真・女神転生III - NOCTURNE」の制作チームが担当した作品で、同じゲームシステムも踏襲されており、特有のダークな世界観は勿論、バトルがテンポよく進行する「ワンモアプレスバトル」、仲間たちと交流しながら絆を深める「コミュ」システムなど、当時のアトラスのノウハウをすべて注ぎ込んだ作品。
前作「ペルソナ2」まではオカルト的な要素の強い作風でしたが、本作から4や5のような学園アドベンチャー的な作風に。
ポップなUIデザインを導入したり、通常戦闘にボーカル入りの曲を使ったりと、現在の「ペルソナ」シリーズの方向性を決定づけた名作タイトルです。
続編の「ペルソナ4」と比べると全体的に重めなストーリーとなっていますが、シリーズでも特に人気なタイトルのひとつ。
フェスの名が付いた本作は、オリジナル版に「後日談」や「新規イベント」など、多くの新要素を加えた完全版となっています。
ペルソナ4

現代日本を舞台にした学園ジュブナイルRPG「ペルソナ4」。
とある事件がきっかけで異世界に干渉する能力「ペルソナ」を身に着けた主人公たちが、街を騒がせている怪奇連続殺人事件が異世界に関係していることを突き止め、事件の真相を追う物語です。
戦闘ではシリーズ伝統の「ワンモアプレスバトル」を採用しており、前作「ペルソナ3」のAIバトルから一転、仲間への個別の命令ができるように。
また、待機コマンド(防御コマンド)で弱点を回避することができるようになるなど、新たなシステムも追加され、戦術の幅が広がりました。
自動生成のダンジョン探索や充実した「コミュニティ」システムなど、やり込み要素も豊富です。
また、ストーリー自体も、推理要素や伏線などが張り巡らされており、非常によく出来ています。
笑いあり、涙あり、サスペンスありの青春RPGで、BGMも非常にお洒落なものに仕上がっており、シリーズを遊んだことがない方にもオススメのPS2ゲームソフトです。
真・女神転生III - NOCTURNE マニアクス

システムや世界観を一新した「真・女神転生」シリーズ第3作目にして、200X年の東京を舞台に繰り広げられるダークファンタジーRPG。
都内の高校に通う主人公の少年と「新田 勇」、「橘 千晶」の3人は、入院中の担任「高尾 祐子」のお見舞いへ行くことに。
しかし、病院は受付にも病室にも人の気配が無い異様な状況で、祐子の捜索を続ける内、やがて3人は病院の地下室で行われる、世界を終末に導く「東京受胎」に巻き込まれていくこととなるというストーリー。
後のシリーズ作品でも定着した「プレスターンバトル」が本作品から初めて導入され、味方の所有するスキル属性と敵の弱点の相性、クリティカル攻撃といった有利な条件を引き出すことで、味方の行動回数を増やすことができます。
悪魔との交渉、悪魔合体、スキルの付け替えなどを工夫するのも女神転生の醍醐味。
ルートは毎度おなじみの「ロウ」、「ニュートラル」、「カオス」と3ルートあり、腰を据えて遊べるRPGを探している人におすすめです。
「真・女神転生」らしさを持った独特の世界観や個性豊かな悪魔パーティー編成、神話を絡めたネタなど、この手の雰囲気が好きな人にはたまらない名作と言えるでしょう。
現在購入するのであれば「真・女神転生III - NOCTURNE」を購入するよりも、追加要素が豊富である「真・女神転生III - NOCTURNE マニアクス」がおすすめ。
新しいダンジョン「アマラ深界」、倒したボスと再度戦える「墓標の間」、2周目での特殊イベントなどが追加され、ゲームバランスにも調整が加えられています。
DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー

ダークな世界観と物語で愛される人気RPG「女神転生」シリーズの派生作品。
「すべての部族を倒し、ニルヴァーナへと進む」という目的のため、部族同士が激しい抗争を繰り広げる世界「ジャンクヤード」が物語の舞台。
部族エンブリオンを率いる少年「サーフ」はある日空から降ってきた記憶喪失の少女「セラ」を保護し、やがて部族間での抗争は彼女をめぐるモノへと発展していくというストーリー。
神話や宗教、哲学など、様々な要素を取り入れ練り込まれた世界観が最大の魅力で、ダークな世界観で紡がれる重厚なシナリオは秀逸。
「真・女神転生III - NOCTURNE」で好評だった「プレスターンバトル」システムを採用し、更に「ウェイトスキル」や「リンケージ」の導入により戦略性の高い緊迫したバトルが楽しめます。
また、このゲームでは主人公が倒した敵を喰らって強くなるのが特徴で、能力をカスタマイズすることが可能です。
スピーディかつ緊張感あるバトルに加え、圧倒的な力を持つ隠しボスも多く、全体的な遊びやすさを維持しつつもしっかりした難しさが味わえるでしょう。
「女神転生」や「ペルソナ」を遊んだことがない人も、是非プレイしてみてほしいアトラスの隠れた名作です。
なお、物語の謎や戦いの結末は次作である「DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー2」へと続いている為、こちらも併せてプレイしてみてください。
キングダムハーツ

ディズニーとFFがコラボした人気アクションRPG「キングダムハーツ」の原点となる第1作目です。
主人公の少年「ソラ」が王宮騎士隊長「グーフィー」・王宮魔導師「ドナルド」と共に、世界で起こった事件の謎を解き明かしていく冒険ストーリー。
「不思議の国のアリス」、「アラジン」、「リトルマーメイド」など、様々なディズニー作品の世界を舞台に、爽快感あふれるアクションバトルが楽しめます。
お馴染みのディズニーキャラクターに加え、クラウドやスコールといった歴代FFシリーズのキャラクターとの共演にも注目です。
本作はゲームをあまりプレイしない方でも楽しめるように作られており、複雑な操作は不要で、直感的な操作で遊ぶことができます。
アクションRPGが初めてでも夢中になれるワクワクするようなストーリー展開も魅力です。
勿論、バトルでは魔法や召喚といったお馴染みの技も繰り出すこともできます。
続編も出ており、海外でも人気のあるソフトですので、大作RPGをプレイしたい方におすすめのゲームソフトです。
マナケミア ~学園の錬金術士たち~

「マナケミア ~学園の錬金術士たち~」は、錬金術をテーマにしたRPG「アトリエ」シリーズの第9作。
錬金術の学校「アルレビス学園」を舞台に、学園の仲間達や錬金術との出会いを通じ、主人公「ヴェイン」が少しずつ成長していくハートフルなストーリーが展開されます。
シナリオ、音楽、錬金術システムが素晴らしいのは勿論ですが、本作は特に戦闘システムが魅力。
バトル中に控えのメンバーと交代できる「サポートアクション」システムが特徴で、攻撃中に入れ替えて追撃をしたり、ダメージを受ける際に味方を庇ったりと、戦略性の高いバトルが楽しめます。
勿論、戦闘をこなすだけでは強くならず、調合によってキャラクターの能力値が成長していく為、シリーズ恒例の調合も重要です。
ファンからは「アトリエシリーズの最高傑作」と評されることもある1本で、古い作品ですが、未だにファンが多い名作ゲームソフトになります。
完成度は高く、難易度は全体的に低い為、シリーズ入門にもオススメできるソフトです。
気になる方は是非プレイしてみてください。
シャドウハーツ

PS1で発売された「クーデルカ」の15年後の世界を描いた作品で、第一次世界大戦前の中国大陸とヨーロッパを舞台に、謎の声に導かれた主人公が助けた少女と共に激動の運命を生きるRPG。
「クーデルカ」同様にH.P.ラヴクラフト作品などをモチーフとする他、作品のテーマには「デビルマン」の影響を受けており、主人公自身も負の力を用いて戦ったり、時には敵側の思想が正しくも思えるような、単純な「善vs悪」の二項対立ではない構成となっています。
キャラクターの心情描写が巧みで感情移入度が高い秀逸なストーリーもさることながら、ホラーを意識した世界観や演出、ユニークな戦闘システム、随所に出てくるギャグやパロディネタなど、独特の雰囲気も本作の魅力。
その世界観は特に秀逸で、まるでホラー映画の世界をRPGで冒険しているかのよう。
時計のように一周する針を目押しする「ジャッジメントリング」やSPによる戦闘システムによって、緊張感がありつつもサクサク進む戦闘が楽しめます。
ネット上で今尚「隠れた傑作」と称される屈指の名作RPGです。
やり込み要素・隠し要素も豊富で、ホラーやグロテスク表現が苦手でなければ、ぜひ遊んでみて欲しい作品。
ヴィーナス&ブレイブス~魔女と女神と滅びの予言~

2000年に発売された「7<セブン>~モールモースの騎兵隊~」の戦闘システムを継承した群像ドラマチックファンタジー。
100年にわたる大災厄の予言を回避するため仲間たちと戦いに挑んでいくという壮大なスケールのシミュレーションRPGです。
本作は、様々な特長を持つ17の職種から仲間を募り、騎士団を編成し、最適な「隊列」を思案しながら簡単操作で戦う「ローテーションバトル」を採用。
ユニークなのが、騎士団の人間関係を表す「ゲシュタルトボード」で、仲間同士の親密度が位置で示され、距離が一定まで近づくとイベントが発生し、異性の仲間同士では、恋愛、結婚、出産イベントも出現。
仲間たちが恋に落ちたり、結婚して子供が生まれるイベントが発生し、更に、その子供たちがまた恋愛をして結婚したり、主人公の仲間になることもあります。
しかし、仲間たちは不老不死の主人公とは異なり、やがては年老いて騎士団を去り、死んでいきます。
100年という時の流れの中では、出会いや死別、かつての仲間の子孫たちとの再会など、数多のドラマがあり、そんな彼らのドラマにもスポットを当てて出会いや別れが描かれています。
絵本のようなビジュアル、ユニークな戦闘システム、戦いの軌跡が「自分だけの物語」になるストーリーなど、様々な要素が特徴の本作。
音楽や演出も素晴らしく、登場人物に愛を注げる人ほど刺さる、不朽の名作です。
ロマンシング サガ −ミンストレルソング−

スクウェア・エニックスを代表する名作RPGのひとつである「サガ」シリーズの一作で、本作はSFCで発売された「ロマンシング サ・ガ」をPS2用にフルリメイクした作品。
原作と同様に8人の主人公から1人を選んでスタートする「フリーシナリオ」システムを採用していますが、シナリオが大幅に追加され、全く新しいゲームに生まれ変わっています。
キャラクターデザインやシステムも一新され、イベントシーンが豊富に用意されているのが特徴。
使用する武器によって異なる技の閃きなど、従来のサガシリーズを継承している為、旧作からプレイしていた人も馴染みやすいシステムとなっています。
仲間になる登場人物も多彩で、周回によるやりこみ要素もあり、徹底的に遊び尽くしたい人におすすめのゲームです。
歴代シリーズで評判だったシステムがしっかりフィードバックされており、まさにシリーズの集大成とも呼べる作品に仕上がっています。
自由度満点のフリーシナリオシステムはそのままに、追加要素がてんこ盛りの本作。
自由で素晴らしい冒険の世界があなたを待っています。
フリーシナリオシステムが初めての方も、ぜひ一度プレイしてみて下さい。
ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-

北欧神話をベースに構成された世界観が人気のRPG「ヴァルキリープロファイル」の続編で、前作の物語から数百年前の戦乙女「シルメリア」の運命を描いたアクションRPG。
神話をモチーフにした壮大なストーリーと美しいグラフィックが魅力的で、前作の世界観を継承しつつ、新たな主人公「シルメリア」を中心に重厚な物語が展開されます。
通常フィールド上を動き回る敵シンボルに接触するか、敵シンボルを剣で斬りつけると戦闘開始。
3D空間になっているバトルフィールドでは、爽快感を得られるスピーディーで派手なバトルが展開されます。
前作の世界観を引き継いでいますがシステムは一新されており、アクション性が高いバトルを体験できるのが魅力です。
戦略性の高いリアルな3D空間での迫力あるバトルシステムや多彩なキャラクター育成要素がある為、RPGでバトルを思いっきり楽しみたいという方にもオススメ。
神々と人間の運命が交錯する、感動のファンタジー大作。
壮大なストーリーに没入したい人は、ぜひプレイしてみてください。
シャイニング・フォース ネオ

「シャイニング・フォース ネオ」は、聖なる力「フォース」に目覚めた主人公「マックス」が活躍するアクションRPG。
ゲームの目的は、主人公の熱血青年「マックス」を操り、行方不明になった兄「カイン」の足取りを探すために大冒険へと出かけて行くというもの。
プレイヤーは、仲間のキャラクターが集う本陣を拠点にパーティを編成し、「モンスターゲート」から出現する敵軍との戦いに挑みます。
主人公は片手剣、両手剣、弓、杖(魔法)の4種類の武器を扱え、他の二人の仲間はオートで動いて戦います。
見下ろし型の視点で、数多の敵をなぎ倒すアクションRPG形式の本作は、装備やLVアップによる戦力強化に加え、ハック&スラッシュ要素もあり、爽快感が満点。
ゲーム中には「フォースフレーム」という育成要素も用意されており、自由度の高いキャラクターカスタマイズを楽しむことも可能です。
ゲームのシステムはオーソドックスなアクションRPGのゲームで似たタイプのゲームで言うと「ディアブロ」に似た作品。
敵との戦闘が魅力の作品で、群がってくる敵を倒すことに爽快感があり、いつまでも遊んでいたいと思うほど中毒性が半端ないゲーム。
まさに和製ディアブロといった作品で「ディアブロライクなハック&スラッシュ」、「ディアブロみたいなゲーム」、「ハクスラ(ハック&スラッシュ)要素のあるゲーム」を探している方にオススメです。
知名度は低いですが、ディアブロ系のハック&スラッシュが好きな方には是非オススメしたいPS2の一押し作品。
興味を持たれた方は、ぜひプレイしてみてください。
キャラクターデザイナーを変更し、世界観やキャラクターも一新した「シャイニング・フォース イクサ」もオススメです。
「シャイニング・フォース ネオ」をベースに、そのバトルシステムや育成システムを継承・発展させた後継作品になります。
要塞を拠点としながら冒険するスタイルが採られているのがこのゲームの特色で、細かなプレイヤーの育成や武器の強化といった奥深さが魅力です。
グリムグリモア

「グリムグリモア」は、魔法ファンタジーの世界を舞台に作られたRTS(リアル・タイム・シミュレーション)。
「オーディンスフィア」など名作2Dアクションを手掛けるヴァニラウェアが開発を担当した戦略シミュレーションゲームの傑作です。
魔法学校に入学した魔法の才能のある少女「リレ」が主人公。
リレの入学5日後、復活した魔王によって塔の住民が全て死に絶え、突如5日前に遡ったリレだけがその難を逃れました。
繰り返される5日間を抜け出すため、事件の究明に当たるというストーリーです。
複雑に交錯したキャラクターの思惑を一つ一つ紐解いていくシナリオが素晴らしい。
魔法書から召喚したユニットを使役してリアルタイムで戦闘を行いますが、RTSゲームとしては非常に良く練り込まれた力作で、チュートリアルも完備されており、初心者の方でも無理なくゲームに入る事が出来ます。
本ジャンルが初プレイの方も敬遠せず、ぜひ一度プレイしてみてください。
ドラッグ オン ドラグーン

人と竜が織りなす復讐劇、暗鬱と絶望をこれでもかと詰め込んだシナリオを体験できる無類のアクションRPG「ドラッグ オン ドラグーン」シリーズの第1作。
剣と魔法、ドラゴンや精霊が存在するファンタジーの世界を舞台に、世界の封印を司る「女神」を擁する連合軍と封印を破ろうとする帝国軍との戦争、そして主人公である傭兵「カイム」の戦いが描かれます。
本作最大の特徴は、巨大なドラゴンを駆り、その圧倒的な力を意のままに使えること。
自らの剣技で敵を倒しながら進むこともできますが、ドラゴンの力を借り、大空を自在に飛び回って複数の敵を一度に撃破することも可能です。
本作はマルチエンディング方式を採用しており、複数のエンディングが存在。
その狂気じみた世界観とシナリオから、コアなユーザーに熱狂的な人気を誇り、救いのない展開や強烈なエンディングなど、製作者が狙い澄まして作り上げたシナリオはなんとも言えない唯一無二の魅力があります。
多くのユーザーの間で語り草にされるシナリオ、ぜひ体験してみてください。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II PLUS

本作は、2006年にバンダイナムコゲームスより発売された2on2のチームバトルアクションゲーム。
「機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオン」からスタートした「ガンダムvs.」シリーズの1作で、アーケードで稼働していた「機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.II」に、新モードや追加機体を収録したPS2移植版にあたります。
シングル用のゲームとして一人でもがっつり楽しめるようにモードが非常に充実しており、「アーケードモード」は移植の為に新たに追加されたルートを含めてパワーアップした他、特定の条件で戦闘する「ミッションモード」、一人用モードである「P.L.U.S.モード」が追加されました。
P.L.U.S.モードは、コズミック・イラの世界を追体験するモードで、主人公「シン・アスカ」の視点で様々なミッションをクリアしてストーリーを進めていきます。
原作のIFやありえないミッションを楽しめ、DESTINYの原作再現は勿論の事、アニメの前作にあたるSEED時代の再現やネタミッションも豊富です。
ミッション自体にも様々なバリエーションが存在し、味方の護衛、オブジェクトの回収、制限時間まで生き残るなど様々。
そして、P.L.U.S.モード最大の特徴が信頼度システムで、各キャラクターには「信頼度」が設定されており、これを高めることで偵機として出撃させられたり、ミッションの最中に増援として駆けつけてくれたりします。
単に移植度が高いだけにとどまらず、様々な追加要素、特にP.L.U.S.モードの存在はプレイヤーを満足させてくれる出来となっており、スピード感と爽快感がある戦闘が楽しめる神ゲーです。
バイオハザード4

ハリウッドでも実写映画化された大人気サバイバルホラーゲーム「バイオハザード」シリーズの第4作目で、国内外で数々のゲームアワードを受賞した傑作ホラーです。
ゲームの舞台はヨーロッパのとある山村で、誘拐された大統領の娘「アシュリー」を捜索するために主人公「レオン」が山村に来たところからゲームが始まります。
従来のゲームシステムを一新しており、操作キャラクターを背後から見る「ビハインドカメラ」を採用しているのが特徴で、酔いにくいTPS視点でありながら、FPSのような臨場感が味わえます。
また、本作から任意の場所を狙ってピンポイントで狙い撃ちできるようになり、ヘッドショットで敵を即死させたり、足を狙って転ばせてからスルーしたりと、状況に応じて戦い方を変えることが可能。
アクションの大幅追加に加え、ボタンひとつで様々なアクションを繰り出せる「ワンボタンアクション」により、アクションが苦手な人でも爽快なアクションを楽しめます。
ラスボスを倒してもまだ、コスチュームや武器を集めるのに何回もチャレンジ出来るなど、やり込み要素がいくつも詰め込まれているのも嬉しいポイント。
シリーズでも特に人気が高く、「バイオハザード」シリーズで最高傑作と評価される程の名作で、まさに神ゲーと呼ばれるのに相応しい作品です。
シューティング要素だけでなく、程よく謎解きもあって誰でも楽しめる作品となっています。
METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY

1998年に初代PS(プレイステーション)で発売された「メタルギアソリッド」の正統続編。
ステルスアクションと呼ばれる本作は敵に見つからないように進めるのが特徴で、ローリングやエルード(ぶら下がり)、主観視点での攻撃など、後のシリーズでもお馴染みの新アクションが数多く追加されました。
銃や格闘による戦闘は勿論、「敵から隠れる」というスリリングなゲーム性が楽しいです。
本作はスネークを主人公とする「タンカー編」と、雷電を主人公とする「プラント編」の2部構成になっており、前作同様、先が気になる展開と目が離せない重厚なストーリーが大きな魅力で、シリーズの中でも特に高い人気を誇っています。
敵のはびこる施設に潜入する緊張感、多彩なアクション、まるで映画のようなムービーシーンとシナリオ、ちょっと笑える隠し要素など、どれを取っても魅力でいっぱい楽しさいっぱいな作品。
クリアに関係ない小ネタも多いのでやりこみ要素も多く、シリーズファンは勿論、長くプレイしたい方や周回プレイが好きな方にもおすすめです。
METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER

ステルスアクションと呼ばれるジャンルを確立した「メタルギアソリッド」シリーズ第3作目にあたるのが本作「METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER」。
舞台は冷戦真っ只中の1964年で、主人公は前作と前々作で活躍したソリッド・スネークではなく、その父親である「ネイキッド・スネーク(ビッグ・ボス)」となっています。
前作ではタンカーや海上プラントといった閉鎖的空間でのステルスミッションがメインでしたが、今作はジャングルなどの屋外ステージも多い上、侵入ルートも豊富に用意されており、さらに自由度の高い潜入が行えるようになりました。
また、近接格闘術CQCも追加されており、手に汗握る緊張感を味わえます。
前作よりもアクション性が高く、新たにサバイバル要素が追加され、動植物を自分でハンティングして空腹を満たすなど、より極限状態でのスニーキングアクションを楽しめるようになりました。
敵に見つからないアクション性は勿論、生きる為の全てを現地調達しなければならない点や、敵施設の武器庫破壊、食糧庫破壊工作での敵弱体化等よく考え込まれたゲームです。
シリーズの前日譚であり、時系列的には最も古い話なので、シリーズファンは勿論、シリーズ未プレイの方にもおすすめ。
ドラゴンクエスト・キャラクターズ トルネコの大冒険3 ~不思議のダンジョン~

ドラゴンクエスト4に登場した「トルネコ」が主人公のダンジョン探索ローグライクRPGです。
家族旅行の船旅の途中で船が津波に遭い、トルネコ一家は遠く離れたバリナボ島に漂着するが、最愛の息子「ポポロ」が深い眠りについたまま目を覚まさない。
トルネコがポポロを助けるために冒険の旅を始めるところから物語が始まります。
「不思議のダンジョン」というタイトル通り、ダンジョン探索がメインのロールプレイングゲームですが、地上マップの導入により、ダンジョンだけではなく従来のドラクエ同様に新たな街や城などを巡る冒険も可能。
前作までと違い、ダンジョンを出ても獲得した経験値・レベルが維持されるシステムが採用され、初心者やローグライクRPGが苦手な人でもプレイしやすい作品です。
本作は、ストーリーのボリュームだけでなく、難易度や自由度の高さから一生遊べると評価するプレイヤーもいる程のゲームに仕上がっています。
今まで「不思議のダンジョン」シリーズにハマったことがある人は勿論、「長期的に遊べるゲームを探している人」や「とことんやりこみたい人」におすすめのソフトです。
ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン

「ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン」はドラゴンクエスト8のスピンオフ作品で、ダンジョン探索ローグライクRPGです。
壷の中に広がる異世界「ポッタルランド」を舞台に、ドラゴンクエスト8に登場した「ヤンガス」の少年時代を描いています。
ヤンガスの知られざる過去が気になる人や「不思議のダンジョン」が好きな人は要チェックの作品です。
「トルネコの大冒険3」と異なり、主人公のヤンガスには継続したレベル上げを施すことができず、1度ダンジョンを出てしまうと次にダンジョンに入るときはレベル1に戻ってしまいます。
しかし、仲間モンスターはダンジョンを出てもレベルが下がることはなく、育てることが可能。
また、出現モンスターも多く、ダンジョン内で捕まえられるモンスターもいれば、配合でしか作り出せないモンスター、特殊なアイテムを使わないと生み出せないモンスターなど様々です。
その為、全てのモンスターをコンプリートするまでかなり楽しめる作品で、育成要素が好きな方にもおすすめ。
時間を忘れてプレイしてしまう、「トルネコの大冒険」や「風来のシレン」とはまた違った不思議のダンジョンです。