おはようございます。こんにちは。そして、こんばんは。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(略: SCE、現: ソニー・インタラクティブエンタテインメント (SIE))が2011年12月17日に発売した携帯用ゲーム機「PS Vita(プレイステーション ヴィータ)」。
コンパクトなボディに高精細のディスプレイを搭載し、良質なゲームが多く揃っている名機です。
正面にタッチスクリーンと背部にタッチパッドを搭載しており、本体の動きを察知するモーションセンサーなど、様々な機能を有しています。
タッチパッドやモーションセンサーといった独自機能を活かした操作性など、他の家庭用ゲーム機に引けを取らない魅力的なタイトルが数多くあります。
また、携帯機とは思えないほど高精細で美麗なグラフィックが売りの機体で、今なお高い評価を受ける名作ソフトも多いです。
発売から10年以上経過していますが今でも根強い人気を誇り、中には未だリメイクや移植が行われず、PS Vitaでしか遊べない隠れた名作もあります。
今回は、そんな携帯用ゲーム機「PS Vita」のおすすめソフトをご紹介します。
ペルソナ4 ザ・ゴールデン

2008年にPS2対応ソフトとしてリリースされたアトラスの人気RPGシリーズの作品「ペルソナ4」に、新たなストーリー・システム・BGMなどを多数追加した完全版リメイク作品です。
田舎町に引っ越してきた主人公の男子高校生はなんの変哲もない学校生活を送っていたところ、とある事件がきっかけで異世界に干渉する能力「ペルソナ」を身に着ける。
街を騒がせている怪奇連続殺人事件が異世界に関係していることを突き止めた主人公たちは、事件や異世界に隠された真実を追うべく奔走していくというストーリーです。
信頼できる仲間との出会いと絆、そして自らの内に潜む闇との対峙を通して、少年少女たちの成長が描かれます。
ゲーム内容としては、異世界(ダンジョン攻略RPGパート)と現実世界(学園生活アドベンチャーパート)を行き来し、奇妙な連続殺人事件の解決に挑むというもの。
主要人物と仲良くなることでサブストーリーが進んでいく「コミュ」システムが面白く、濃密な本編に勝るとも劣らないボリュームがあり、コミュを進めていくだけでも楽しいです。
個性的なキャラクターたちが織りなす素晴らしいシナリオ展開と、6種類のエンディング分岐や隠しボスなどの豊富なやりこみ要素が魅力。
ストーリー、音楽、世界観などゲームを構成する要素全てが高い水準で構築されており、ロードやセーブも非常に素早く、操作周りも快適で遊びやすくなっています。
ペルソナシリーズをプレイしたことがない方は勿論、すでにPS2版をプレイしたことがある方にもオススメです。
ファイナルファンタジー X/X-2 HD Remaster TWIN PACK

PS Vita用の「FINAL FANTASY X HD リマスター」と「FINAL FANTASY X-2 HD リマスター」の2本が入ったセットパック。
大いなる脅威「シン」に人々が怯えて暮らす異世界スピラに迷い込んだ主人公の少年「ティーダ」が、シンを倒そうとする召喚士の少女「ユウナ」と出会い、事情も飲み込めぬままその旅に同行することになる、というのが「FINAL FANTASY X」のお話です。
「FINAL FANTASY X-2」は、「FINAL FANTASY X」のラストから2年後の世界で、「ユウナ」の新たな冒険を描く直接の続編。
切なくも美しいストーリーはFFシリーズでも高く評価されています。
フルHD対応で、より美しいグラフィックへ進化し、キャラクターは勿論、フィールドやモンスターの描写がより精密に。
また、60%以上の音楽がリマスター・アレンジされているのもポイントで、インターナショナル版で新たに収録されたボスやミニゲームなども完全収録。
追加要素込みのインターナショナル版をベースに、新規書き下ろしエピソードや楽曲のリマスターなど名実ともに完全版です。
映像作品「FF X 永遠のナギ節」、ストーリーを締めくくるダンジョン型RPG「FF X-2 ラストミッション」も収録されており、シリーズの物語を余すところなく楽しめますよ。
スクウェア・エニックスが誇る超大作ですので、「FFはやったことないけど、どれから手を付けていいのかわからない」という人は、この作品からプレイしてみることをオススメします。
英雄伝説 空の軌跡 FC Evolution(英雄伝説 空の軌跡 Evolution 3部作)

「軌跡シリーズ」の第一作目「英雄伝説 空の軌跡」に、イベントのフルボイス化や「零の軌跡 Evolution」を基準としたUI採用、戦闘バランスの調整などを行い、大きな進化を遂げた作品です。
導力器(オーブメント)の技術が発達した架空の世界で、主人公は2つの大国に挟まれた小国「リベール王国」を舞台に旅をすることになります。
旅路を通して主人公「エステル」と「ヨシュア」の成長していく様子が描かれます。
旧作品からの移植ですが、イベントのフルボイス化に、BGMの全曲アレンジ・画質の向上が行われています。
加えて、全キャラクターを描き下ろし、戦闘バランスやシステム周りの変更など、過去にプレイしていた方も楽しめる進化要素が沢山あり、新作の感覚で楽しめますよ。
しかも、オート&倍速戦闘、戦闘演出のショートカットなど、より快適に遊べる機能も数多く搭載。
過去にプレイしていた方も改めて手に取る価値のあるPS Vitaのおすすめソフトです。
なお、FCが前編、SCが後編、The 3rdは番外編となっていますが、キャラクターの掘り下げや後継作への伏線などもありますので、ぜひ3作あわせてプレイしてみてください。
デジモンストーリー サイバースルゥース ハッカーズメモリー

近未来の東京を舞台に「現実世界」と「電脳空間」で様々な事件が起こる近未来系のRPG。
プレイヤーは電脳探偵となり、現実と電脳、2つの世界を冒険する物語になっています。
300種類を超える多くの個性的なデジモンが登場し、仲間のデジモンによって変化する戦略バトルのほか、育成要素が楽しいゲームです。
ゲームの全体的な難易度は優しめで、デジモンを知らない方でも育成型RPGとして楽しめるソフトになっています。
また、本作の「ハッカーズメモリー」には、前作の「サイバースルゥース」の内容が含まれている為、前作を未プレイの方は二重に楽しめるボリュームとなっています。
「デジモンに興味はあるけど、詳しく知らない。遊んだことがない」という、そんな貴方にこそプレイして欲しいゲーム。
世界観にハマれば、楽しめること間違いなしです。
エスカ&ロジーのアトリエ Plus ~黄昏の空の錬金術士~

美しくも儚い黄昏の世界に生きる人々を描く「黄昏シリーズ」の第2作「エスカ&ロジーのアトリエ」に新規要素をプラスした作品。
アイテムの調合を主軸とした独自のシステムと世界観を持ったRPGゲームで、調合を行って課題をクリアし、黄昏の世界の謎を追う物語になっています。
エスカ&ロジーというゲームタイトルの通り、主人公は2人で、どちらかを選択し、選んだ方の主人公視点から物語が進んで行きます。
主人公の2人を含め、登場するキャラクターたちが非常に魅力的です。
本作の新規要素として、前作「アーシャのアトリエ」にも登場し、物語の重要なカギを握っていた少女「ニオ」が参戦。
パーティ選択の幅が更に広がり、戦略も多様化し、戦闘の面白さもプラスされています。
また、過去に配信されたDLCが多数収録されており、人気が高い主人公2人の関係にスポットをあてた新規エピソードも多数追加。
ゲームシステムのバランスが優れており、チュートリアルも丁寧で覚えやすく、アトリエシリーズが初めての方でも楽しめる名作です。
ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~

コーエーテクモゲームスの錬金術RPG「アトリエシリーズ」のタイトル。
主人公はキルヘン・ベルの街はずれでアトリエを営んでいる少女「ソフィー」で、言葉を話す不思議な本「プラフタ」と共に、錬金術を学んでいきます。
探索、収集、バトル、錬金術を繰り返し、強力な武器やアイテムを作っていきながら冒険を進めます。
本作は、時間の概念が復活しているのが特徴で、時間経過によってイベントが発生したり、フィールドで採取できる素材が変わったり、出現する魔物が違ったりすることがあります。
ただし、時間制限はないので安心です。
これまでのシリーズでは行動に期限があり、ゆっくりと探索を行うことが難しかったのですが、本作では時間制限がなくなり、心ゆくまでじっくりとやり込むことができるようになりました。
その為、プレイヤーのペースでゆったりと冒険を楽しめます。
また、調合システムが面白いのもポイントで、パズル的な要素が強く、良いアイテムを作るためには頭を使わなければなりません。
シンプルながら奥深いシステムは、ファンの間でも非常に高く評価されており、特にシリーズ未経験の方にオススメです。
ケイオスリングスⅢ プリクエル・トリロジー

「ケイオスリングスⅢ プリクエル・トリロジー」は「ケイオスリングスⅢ」に加えて、「ケイオスリングス」、「ケイオスリングスΩ」、「ケイオスリングスⅡ」も同梱されている完全版で、ボリュームたっぷりのお得ソフトです。
物語は王道ですが、古き良き時代を彷彿とさせるストーリーで、特に中盤以降は熱い展開が続きます。
また、戦闘システムについてはオーソドックスなターン制のコマンドバトルで、往年のプレイヤーであればすぐに慣れるでしょう。
練られた重厚な世界観とストーリー、絢爛なBGMが絶大な評価を得ているシリーズです。
オールインワン仕様なので、スマホゲームで人気のあった「ケイオスリングス」シリーズ全作を遊び尽くせます。
王道のターン制RPGが好きな方であれば、まず満足出来る作品ですので、気になる方はチェックしてみましょう!
Caligula -カリギュラ-

ヴァーチャルアイドルが作り出した理想世界「メビウス」に誘われた人々。
繰り返される平穏な生活に疑問を持った主人公たちは現実へ帰るための「帰宅部」を立ち上げて電脳世界の理想郷から脱出を試みる、というストーリーです。
理想的な仮想世界から脱出を図るというジョブナイルRPGになっています。
本作は独自のバトルシステム「イマジナリーチェイン」が採用されており、RPGの基本であるコマンドバトルを踏襲しつつ、バトルの結果を空想視として予測。
他のメンバーの行動と組み合わせることで空想視を書き換え、コンボを繋げていく新感覚バトルが特徴です。
また、シームレスでのバトル進行、帰宅部メンバーとの会話イベント、サウンドコンポーザーのオリジナル楽曲による戦闘BGMなど、ゲームの良さを引き出す演出が魅力的。
「ペルソナ」シリーズで有名な「里見 直」が書き下ろしたシナリオにも注目です。
独自の世界観と現代病理を描く、少し陰鬱で毒があるシナリオで、灰汁が強い作品に仕上がっています。
オーディンスフィア レイヴスラシル

「オーディンスフィア レイヴスラシル」は、「ペルソナシリーズ」でおなじみのアトラスと、独創的な世界観に定評があるヴァニラウェアがタッグを組んで制作した2DアクションRPGゲームです。
北欧神話をベースにした2Dアクションゲームで、絵本のような淡いグラフィックからは想像できない、登場人物たちの愛憎が入り混じった壮大で重厚なストーリーが展開されます。
磨き抜かれた「息をのむ美しい世界」と「キャラクターの精細な感情表現」により紡がれる壮大な物語が魅力です。
本作はPS2で発売されていた「オーディンスフィア」のリメイク版で、HD化により美麗なグラフィックに磨きがかかり、オリジナル版(PS2)で不満の多かったゲームシステムやロード時間なども改善。
各アクションもスピーディーになっており、爽快感ある白熱したバトルが楽しめます。
アクションだけでなく、アビリティを修得しながらキャラクターを強化・育成するRPG要素も満載です。
また、クリア後のやりこみ要素も豊富で、クリアデータを引き継げる「XTRA NEW GAME」や難易度「HELL」の追加などによって、何度も繰り返し遊べます。
バトル、アドベンチャー、育成、シナリオ、どれをとってもハイクオリティな一本です。
心地よい中毒性がある2DアクションRPGで、飽きの来ない名作なので、ぜひ手に取ってみてください。
朧村正

和風テイストの世界観で、鬼や妖怪などの魑魅魍魎を太刀で倒していく横スクロールアクションRPG。
江戸・元禄時代を舞台にした妖刀をめぐる2つの物語が楽しめます。
この手の雰囲気が好きな人には、たまらないゲームでしょう。
まるで絵巻物のような美麗な和風グラフィックが、独特の雰囲気を醸し出しています。
あたたかみのある繊細な2Dグラフィックが素晴らしく、登場する食事もめちゃくちゃ美味しそう。
本作は、簡単操作で派手な剣戟アクションを楽しめるのが魅力で、連続切りやガード崩し攻撃、緊急回避などを組み合わせたスタイリッシュな立ち回りも可能です。
派手で滑らかに動くアクションはまさに電光石火で、世界観が気になった方は絶対に楽しめる作品になっています。
また、2つあるモードの内の1つである「無双モード」で遊べば、ボタンをポチポチと押しているだけでも簡単に敵を倒せるので、アクションゲームが苦手な方にもオススメです。
刀の収集・強化要素も存在し、レベルアップやカスタマイズなどRPGの要素も充実している為、やりこみ派も満足できる屈指の名作。
イースVIII -Lacrimosa of DANA-

30年以上にわたる歴史を持つアクションRPG「イース」シリーズの8シリーズ目。
冒険家である主人公「アドル」は、豪華客船のロンバルディア号に乗船していたところ、突如、巨大海洋生物に襲われて船は沈没してしまいます。
「永遠に呪われた島」と呼ばれる「セイレン島」に漂着し、漂着者たちと力を合わせてセイレン島から脱出を図る、というストーリー。
シリーズ初のダブル主人公システムを採用しており、2人の物語を通して孤島に隠された謎が徐々に明かされていきます。
探索要素が豊富な点が本作の魅力で、広大なフィールドには冒険に役立つ宝箱をはじめ、島の発展に必要な採集ポイントなどが数多く点在しています。
また、海・川などの水辺では釣りを楽しむことができ、マップが詳細に作り込まれているのも魅力的。
加えて、冒険拠点の機能を拡充できる「漂流村」、仲間たちと力を合わせて強大な獣から村を守る「迎撃戦」などの新システムも搭載されており、やりこみ要素も十分。
心に響くBGMと壮大なストーリーが素晴らしく、個性的なキャラクター、探索や謎解きの面白さ、爽快感溢れるアクションなど、ゲームを司る全ての要素が高水準で纏められた作品です。
シリーズを通して主人公は同じですが話は独立している上、アクションRPGが好きな方であれば間違いなく満足出来る仕上がりになっていますので、「イース」シリーズ未プレイの方も是非一度試してみて下さい。
イース セルセタの樹海

「イース セルセタの樹海」は、大人気アクションRPG「イース」シリーズの4シリーズ目で、広大なマップを探索していくアクションRPGです。
記憶を失った主人公「アドル」が、偉い人から樹海の地図の作成を頼まれるところから物語は始まります。
「樹海の地図を作成する道中で、少しずつ記憶を取り戻していくアドル。記憶を無くした理由とは?樹海に秘められた謎とは?」というお話。
イースシリーズは数作ごとにシステムがガラッと変わっていますが、本作はアクション要素が高めです。
バトルの爽快感は「イースVIII」より上だと思います。
また、「イースVIII」と同様、過去作でのパーティーシステムが復活し、簡単操作で爽快なバトルを楽しめます。
地図を埋めていく樹海探索が楽しく、スピード感あふれるアクションにサクサク進めるテンポの良さが魅力の作品です。
東亰ザナドゥ

「東亰ザナドゥ」は、「イース」シリーズで有名な日本ファルコム初の現代劇アクションRPGです。
東亰の郊外にある架空の都市「杜宮市」を舞台に、異界迷宮「ザナドゥ」に関わる主人公たちの物語が描かれます。
平凡な日常生活を送っていた少年「時坂 洸(トキサカ・コウ)」はある日、世界の裏側で起きていた事実を知ってしまい、異界とその怪物「グリード」との戦いに巻き込まれる。
そして、異界と関わった「適格者」が発現させる特殊な武器「ソウル・デヴァイス」を手に自分たちの居場所を守るために戦う、というストーリー。
本作は杜宮市を舞台とするアドベンチャーパートとザナドゥを舞台とするアクションパートに分かれており、アドベンチャーパートでは仲間との交流イベントも存在し、物語の進行に応じて新たなエピソードが展開されます。
また、アクションパートでの戦闘では通常攻撃のほか、正面に魔法属性の弾を飛ばす「射撃」、モーションが長めで隙が多いものの高い攻撃力の近接攻撃を放つ「剛撃」など、簡単操作で多彩な攻撃を繰り出すことができ、爽快感抜群です。
なお、難易度がイージーだとダンジョン探索において足場が増えるといった救済策も用意されており、アクションが苦手な人でもギミックに詰まることなく進められるのも魅力的。
ゲームシステムは快適で、頭にスッと入って感情移入できる王道なストーリー、スピーディで爽快感抜群なアクションは、さしずめ現代版イースとでも言うべき仕上がりになっています。
アクションRPGが好きな方であれば間違いなく満足出来る作品になっていますので、ぜひ一度プレイしてみて下さい。
GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動

2012年の「日本ゲーム大賞」を受賞した唯一無二の重力アクションアドベンチャーゲームです。
重力嵐という怪現象に襲われた空中都市「ヘキサヴィル」を舞台に、記憶を失った少女「キトゥン」を操作して、重力嵐に襲われている街を危機から救い出すストーリーが展開されます。
重力を操って空中や壁を飛び回る「重力アクション」が本作の特徴で、主人公のキトゥンは重力の向きを変更して好きな方向に「落ちる」ことが可能。
例えば、重力方向を頭上に設定すれば、大空に向かってどんどん落下していき、この「どこまでも落ちていく」ような感覚を味わえるのが魅力です。
また、上下だけでなく様々な方向に重力を設定できるのもポイントで、水平に落ちて高速移動をしたり、壁を走ったり、平らな地面をスキーのように滑走したりと、空間を縦横無尽に駆け巡れる操作性が画期的。
操作は慣れるまで難しいですが、造り込みが細かく、ストーリーも取っ付きやすいです。
モーションセンサーとコントローラースティックをフル活用してプレイする斬新な重力操作は今もなお輝きを放っており、発売から10年以上経ってもPS Vitaの最高傑作だという声の絶えない、PS Vitaを象徴する作品です。
国内外での評価が高い神ゲーの中でも「今までやったことのない斬新なゲーム」をお探しの方にオススメ。
討鬼伝 極

「討鬼伝 極」は、2013年にコーエーテクモゲームスから発売された「和」の世界観を軸に作られたハンティングアクションゲーム「討鬼伝」のアッパーバージョン。
前作「討鬼伝」の内容を完全収録しているほか、続編ストーリーまで含まれているボリューミーな作品です。
「ウタカタの里」を舞台に、鬼を討つ戦士「モノノフ」として鬼との戦いに挑むストーリーが展開されます。
開発は三國無双でお馴染みの「ω-Force」チームが担当しており、爽快感は抜群です。
鬼の体の部位破壊ができるのがポイントで、極限の鬼討伐が楽しめますよ。
味方NPCに指示を出して戦闘できるので、1人でのプレイが楽しめる点も魅力的です。
また、緊急任務や無限討伐など、新たなシステムが追加されているところもポイント。
敵のグラフィックも本当に格好良く、未知なる鬼との戦いは和風ゲーム好きの心をくすぐること、間違いなしです。
シリーズ未プレイの人は、ぜひプレイしてみてください。
ゴッドイーター2 レイジバースト

ドラマティック討伐アクションゲーム「GOD EATER2」の完全版で、「GOD EATER2」のストーリーを収録の上、続編のレイジバースト編が追加されたボリュームたっぷりの一作。
「アラガミ」と呼ばれる凶暴な生命体と生体兵器「神機」を操る人類の特殊部隊が戦う世界が物語の舞台になっています。
ハイスピードかつ爽快な討伐アクションや壮大なストーリーを楽しめるのが「GOD EATER」シリーズの魅力です。
新しい武器「ヴァリアントサイズ」や続編ストーリーの追加などのほか、戦闘中に誓約を行い、誓いを果たすことで自分の武器「神機」の力を開放する「ブラッドレイジ」システムも追加されています。
また、武器の種類も増えて、攻撃アクションがプレイヤーのプレイスタイルによって進化していく必殺技「ブラッドアーツ」は400種以上存在しているところも特徴です。
色々なパーツを組み合わせて自分好みの弾丸を作れる「バレットエディット」も魅力的。
前作「GOD EATER2」よりアクション性が一層強くなっており、ストーリーも良いのですが、特にアクションが楽しい作品です。
討伐系のアクションゲームをプレイしたい方にオススメです。
ゴッドイーター リザレクション

バンダイナムコが誇るドラマティック討伐アクションゲーム「GOD EATER」シリーズの初期作「GOD EATER BURST」のリメイク作品。
生体兵器「神機」を操り、巨大な敵「アラガミ」に立ち向かうハイスピードな討伐アクションが魅力的なゲームです。
このシリーズの特徴である「神機」と呼ばれる武器を捕喰形態(プレデターフォーム)に変形させ、敵の一部を喰らってパワーアップや武器の素材を入手する捕食システム。
本作では、この捕食システムが「プレデタースタイル」と呼ばれるシステムに大幅改善。
「前方へダッシュして斬り上げながら捕食」、「敵を大きく薙ぎ払いながら捕食」、「空中コンボを決めながら捕食」等々、あらゆる状況から敵を喰らうことができるようになりました。
「敵を倒し、素材を集め、武器を作る」という所謂「狩りゲー」ですので、こういったゲームが好きならオススメです。
本作はシリーズ一作目のリメイクなので、シリーズ未プレイの方でも世界観に入っていきやすいと思います。
アクションゲームとしての爽快感は抜群で、濃密なストーリーと進化したバトルを同時に味わえる、アクションRPG好きにはたまらない一本です。
ソードアート・オンライン -ホロウ・フラグメント-

電撃文庫の人気小説「ソードアート・オンライン」の世界が楽しめるアクションRPGです。
ゲームオーバーが現実世界での死を意味するデスゲーム「ソードアート・オンライン」を舞台に、ゲームオリジナルストーリーが描かれます。
ソードアート・オンラインの世界「アインクラッド」に突如出現した「ホロウ・エリア」を舞台に、各パートナーと協力しながら主人公「キリト」がゲームクリアを目指すというお話です。
原作やアニメで人気のキャラクターも登場し、本作でしか楽しめない遊びと物語が待っています。
システムのベースになっているのは、MMORPGでは主流の1つであるオートアタックをしながら、スキルを使ったり、敵の攻撃に合わせて防御行動を取ったりするリアルタイム戦闘方式。
一般的なアクションRPGと比べると、少し特殊な方式ですが、慣れれば問題なく進められますし、MMORPG経験者なら馴染みやすいと思います。
エリアの探索や素材を集める楽しみがあり、ハマればハマるほどやり込みたくなるゲームです。
強敵(ネームドモンスター)を倒すと入手できる装備品は性能がランダムなので収集する楽しさもあり、同じ敵との戦いを気づいたら数時間繰り返していたというのは良質なRPGならではの体験だと思います。
原作ファンの方は勿論、やり込み要素満載なので、ひとつのソフトで長く遊びたい方にもオススメです。
是非、SAO(ソードアート・オンライン)の世界へと飛び込んでみてください。
ソウル・サクリファイス デルタ

「ソウル・サクリファイス デルタ」は様々な魔法を使って魔物を倒す、ダークファンタジーな世界観の共闘アクションゲーム。
前作「ソウル・サクリファイス」の内容に加えて、追加シナリオ、新たな魔法や魔物、新規やり込み要素を追加した完全版です。
本作の特徴は「供物」と呼ばれる独自の魔法システムで、全部で約600種類もある魔法は、「巨大なこぶしで殴りつける」、「レーザーで薙ぎ払う」、「地面を浮かせて回避する」等、どれも派手で爽快感は抜群。
新システム「魔法連携」により、特定の魔法を組み合わせると攻撃が強化され、「剣の魔法に炎をまとわせて斬りつける」、「地面に潜る魔法で近づいて殴りつける」等々、組み合わせ次第で様々な戦い方ができます。
また、倒した魔物や死んでしまった味方に対して「救済」して共闘するか、「生贄」にして強力な魔法を放つか、プレイヤーの選択次第で戦局が変化していきます。
いわゆる狩りゲーを彷彿とさせますが、ストーリーや世界観が非常に練り込まれており、純度の高い洗練されたダークファンタジーを体験できます。
残酷で、凄惨で、そして救済の無い世界、しかしだからこそ儚く絢爛と輝く深遠な物語があなたを待っています。
個人的にPS Vitaの一押し作品で、間違いなくPS Vitaの作品群の中でも圧倒的な完成度を誇る作品です。
PS Vitaを所持していて未プレイの方には、強くオススメします。
METAL GEAR SOLID HD EDITION

「METAL GEAR SOLID HD EDITION」は、メタルギアシリーズでも特に名作として知られる「METAL GEAR SOLID 2 サンズ・オブ・リバティ」と「METAL GEAR SOLID 3 スネークイーター」のHDリマスター版がセットになったソフトです。
潜入アクションの最高傑作と名高い2つのゲームがこの1本で楽しめます。
「METAL GEAR SOLID 2 サンズ・オブ・リバティ」は、伝説の傭兵である「スネーク」ともうひとりの主人公「雷電」の活躍を描いた作品です。
「METAL GEAR SOLID 3 スネークイーター」は、スネークの父親である「ビッグボス」の始まりを描いた作品になります。
それぞれHDにリマスターされたことでグラフィックが向上し、PS2版では表現できなかった細かな部分も描かれているほか、操作性やUIも「背面タッチパッド」や「タッチスクリーン」を活用した直感的な操作に対応。
また、本作にはソリッド・スネークの初任務である「METAL GEAR」と、その続編にあたる「METAL GEAR 2 SOLID SNAKE」が収録されているので、これ1本でメタルギアシリーズが4作も楽しめるという、かなりコスパが高いソフトになっています。
キャラクターや設定は共通しているものの、それぞれの話が独立しているので、メタルギアシリーズが初めてという方でも違和感なく楽しめるでしょう。
ステルスアクションの金字塔とも言えるシリーズを快適な映像と操作感で体験できる、ファンにも初めての方にもオススメのPS Vitaソフトです。
ドラゴンズクラウン

「ドラゴンズクラウン」は、ダンジョンに潜り敵を倒しながら進んでいく2D型のアクションゲーム。
プレイヤーは冒険者となり、語り部(ゲームマスター)に導かれて魔物の巣食う地下迷宮などを冒険し、財宝と世界の謎に挑みます。
2Dビジュアルに定評のあるヴァニラウェアだからこそ描けるワクワクさせる風景、生き生きとしたキャラクターやモンスター、ダークファンタジーを感じさせる美麗なイラストや世界観が魅力。
「君たちは○○へ向かった」といったテーブルトークRPGを意識した独特のナレーション演出が特徴的で癖になります。
プレイヤーの分身となるキャラクターの職業は「ファイター」や「ソーサレス」、「エルフ」、「ドワーフ」など6種類。
手に入れた装備品で強くなりつつ、新たなダンジョンへと進んでいく「ハック&スラッシュ」型のアクションRPGです。
メインストーリーを楽しむだけでなく、サブクエストが豊富な上、ダンジョンには様々なギミックがある為、シンプルに見えますが中々に楽しめる内容になっています。
自分らしさを出せる育成要素に、武器生成時にランダムで性能が変わるなど、やり込み要素もバッチリ。
近年では珍しいベルトスクロールアクションRPGなので、横スクロール系が好きな方にもオススメです。
テイルズ オブ ハーツ R

「テイルズ オブ ハーツ R」は、2008年にニンテンドーDSでマザーシップタイトルとして発売された「テイルズ オブ ハーツ」のリメイク作品。
「テイルズ オブ イノセンス R」に続く「リ・イマジネーション(再構築)」作品であり、心の出会いを描いた物語と、神秘の武具「ソーマ」を駆使する爽快なバトルが楽しめるRPGです。
少女「コハク」の感情の源「スピリア」を誤って壊してしまった主人公の少年「シング」は、心を失ってしまったコハクを救うために感情の欠片を探す旅に出るというストーリー。
本作では、新システム「チェイスリンク」を追加した新バトルシステム「ARC-LMBS(エアリアル・チェイスリンク リニアモーションバトルシステム)」を採用。
攻撃していると敵が「チェイスリンク」という状態になり、チェイスリンク中の無防備な敵を「ブレイク攻撃」で吹き飛ばし、その敵に一瞬にして追いつくといった戦闘が可能になり、縦横無尽にバトルフィールドを舞う今までにない派手なエアリアル戦闘を体感することができます。
一方的に敵を攻撃し、コンボを決めることができるため、爽快感は抜群です。
オリジナルのDS版と比べると、グラフィックが2Dから3Dに変更されているほか、メインシナリオがフルボイス化されていたり、新たに2人のプレイヤーキャラクターが追加されていたりと、あらゆる面で進化しています。
ストーリーが素晴らしいのは勿論ですが、とりわけアクションが楽しい作品ですので、「VitaでアクションRPGを遊びたい!」という人にぜひオススメしたいタイトルです。
魔界戦記ディスガイア4 Return

中毒性が高いやり込みシミュレーションRPG「魔界戦記ディスガイア4」に新要素を追加し、追加ダウンロードコンテンツをすべて収録した完全版。
かつて暴君と呼ばれていた吸血鬼「ヴァルバトーゼ」が魔界における政府の腐敗を正す為、世直しをするというストーリー展開です。
魔界のファンタジー要素と現代のリアルな政治的要素が合わさった唯一無二の世界観が魅力的。
本作はマス目状のマップで戦うシミュレーションRPGで、戦士や魔法使い、盗賊などのユニットを配置して、敵を撃破していきす。
「ディスガイア」シリーズの代名詞となっているやりこみ要素も充実しており、レベルは9999まで上げることが可能で、育成が進めば敵へのダメージが億を超えることも。
やり込み要素満載なので、ひとつのソフトで長く遊びたい方に向いているゲームです。
また、キャラ同士の掛け合いが面白いのも魅力のひとつで、個性的なキャラクターがたくさん出てきます。
笑いあり、涙ありの勧善懲悪ストーリーなので、シミュレーションRPGを満喫したい方だけでなく、物語重視の方にもオススメのソフトです。
「育成ゲーム、やり込み系のゲームが大好き」という人にはぜひ一度、プレイしていただきたいタイトル。
新釈・剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~

「新釈・剣の街の異邦人」は、ナイトやクレリック、レンジャーなど、様々な能力を持ったキャラクターとパーティを組んで3Dダンジョンを探索するRPGゲーム。
「キャラメイク」、「レベル上げ」、「アイテム収集」といった要素を洗練させた所謂「ウィザードリィ系」と呼ばれるゲームになります。
味方キャラクターは、名前や性別だけではなく、見た目や種族、職業、才能、素性など細かく設定することが可能。
本作は、Xbox 360やPCでリリースされた「剣の街の異邦人」を改良した完全版で、戦闘面やシステム面の改善や調整が施されています。
勿論それ以外にも、新規装備やアイテム、新イベント、クリア後の高難易度ダンジョンといった数々の追加要素がプラスされ、ボリュームも大幅にアップし、やり込み要素も豊富です。
硬派なゲーム性とダークな世界観が重なり、骨太なRPGに仕上がっています。
古き良きゲームデザインをベースに、現代風に遊びやすくアレンジされたオススメのダンジョンRPGです。
クリア後には大量に高難易度の追加ダンジョンも用意されている為、やり込み要素が気になる方も間違いなく満足できる仕上がりになっています。
ライトなゲームに慣れている方にとっては少し敷居が高いかもしれませんが、その壁さえ乗り越えれば、きっと貴方もダンジョンRPGの虜になること間違いなしです。
デモンゲイズ2

本作は、人ならざる存在「デモン」と共に戦うダンジョンRPG「デモンゲイズ」シリーズ2作目です。
主人公はアステリア革命団の一員となり、城塞都市に潜む陰謀を暴いていくというストーリー。
システム、UI共に理解しやすく、ダンジョンRPG初心者の方でも敷居の低い作品です。
一方で、難易度選択も可能な為、「往年のダンジョンRPGプレイヤー」や「無慈悲で絶望的な難易度を味わいたい方」にも対応しており、初心者から上級者まで楽しめるダンジョンRPGに仕上がっています。
オートパイロットやトレジャーハンティングサークルなどの探索しやすいシステムがあり、初心者でもチャレンジしやすい仕様ですが、やり込み要素も充実。
また、仲間になるデモンがカワイイ・カッコいいところも魅力的です。
なお、ストーリー的には完全に「デモンゲイズ2」だけで独立しているので、前作(デモンゲイズ)を知らなくても問題ありません。
萌え系の可愛らしいグラフィックが好きな方は本作品「デモンゲイズ2」を、ダンジョンRPGらしい絢爛なゴシック調の雰囲気が好きな方は「新釈・剣の街の異邦人 ~黒の宮殿~」がオススメです。
ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ

「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」は、国民的RPGであるドラゴンクエストに「マインクラフト」系のクラフト要素をプラスしたゲーム。
勇者が魔王側に寝返ってしまった世界で、ものづくりの力を持った「ビルダー」となり街を復興させていく、というお話。
街づくりをするために、モンスターを倒したり地形を砕いたりして素材を集め、アイテムを生成して建物を建てていく流れのブロックメイクRPGになっています。
マインクラフトをはじめとするブロックを使って建物などを作るサンドボックス型ゲームは自由度が高すぎて、「何をすればいいのか分からない」という方も少なくありません。
しかし、本作は設計図の通りにブロックを置くことで、簡単に本格的な建物を建てることができます。
勿論、ストーリーもちゃんとあるので、「マインクラフトは自由すぎて何をしたらいいか分からない」という人にオススメ。
基本的な部分はマインクラフトなのですが、ちゃんとドラクエらしいRPG要素も入っていて、モンスターを倒したり、おつかい要素があったり、村人との交流をしたりが楽しいゲームです。
ドラクエの世界をサンドボックスで楽しめるので、ドラクエ好きもマイクラ好きも楽しめるゲームだと思います。
Fate/Stay night・Fate/hollow ataraxia

スマホゲーム「Fate/Grand Order」をはじめ、アニメ、コミック、映画など、様々なメディアで大人気の「Fate」シリーズ。
「Fate/Stay night」はその原点にあたるゲームです。
物語の舞台は、海と山に囲まれた街「冬木市」。
主人公「衛宮士郎」は、ある日、何でも願いが叶う願望器「聖杯」をめぐる争いに巻き込まれてしまうというお話。
7人の魔術師と7騎の英霊たちによる壮大なストーリーが魅力で、クリアをする毎に新しいルートが解放され、計3つのシナリオが楽しめます。
プレイ時間は60時間以上という大ボリュームな上、タッチスクリーンによる操作に対応しているのもポイントです。
PS Vitaだからこそ実現した高解像度の画面で展開されるバトルやムービーが世界観を盛り上げてくれるでしょう。
「Fate/hollow ataraxia」は、「Fate/stay night」の半年後の物語。
血で血を洗うような展開だった前作(stay night)に対して、今作(hollow ataraxia)は登場人物たちのコミカルな日常を描いた話が楽しめます。
本編では語られなかったキャラクターの意外な一面を知れるので、原作ファンは必見。
物語を読み進めるうちに、平和な世界に隠された真実が徐々に明らかになっていきます。
「Fate/stay night」とセットでプレイしたいオススメのゲームソフトです。
まとめ
以上、PS Vitaのおすすめソフトをご紹介しました。
高精細で美麗なゲームを5インチの画面で楽しめるソニーの携帯型ゲーム機「PS Vita」。
ソニーが開発した最後の携帯ゲーム機として、発売から10年以上経過した今でも根強い人気を誇り、生産中止後も多くのゲーマーから愛されている名機です。
「ペルソナ」や「テイルズ オブ」、「アトリエ」シリーズなど人気タイトルが遊べるのは勿論、PS Vitaでしか遊べない隠れた名作など、どれも魅力的で面白いゲームばかり。
本記事が、気になるゲームソフトが見つかる1つのきっかけになれば幸いです。