iPhone・Androidのスマートフォンやタブレット、携帯ゲーム機などの予備電源として利用できる「モバイルバッテリー」。
モバイルバッテリーがあれば、コンセントがなくても充電することができるので、外出先でゲーム・動画視聴などバッテリー消費の激しい使い方をしても安心です。
特に、長年、同じデバイスを使用していると電池の減りも早まり、充電する頻度も増えてきます。
また、近年、大雨、大型台風、地震などの自然災害が増加し、その影響による停電も頻繁に報告されていますが、そういった場合でも、いざというときのスマホの充電手段としても使用可能です。
しかしながら、いざモバイルバッテリーを買おうと思っても種類が多い為、「どれを選べばいいのかわからない」という方も少なくないと思います。
そこで今回は、モバイルバッテリーの選び方やおすすめの製品をご紹介します。
今、モバイルバッテリーの購入を検討されている方は、ぜひ参考にして下さい。
モバイルバッテリーとは
「モバイルバッテリー」とは、iPhoneやAndroid等のスマートフォン、タブレット、ノートPC、任天堂スイッチといった携帯ゲーム機などの機器を、コンセントがない場所でも充電ができる携帯充電器のことを言います。
本体を充電しておけば、持ち運びができ、どこでも使える為、通勤通学の外出時、旅行・出張の際に持ち歩くスマホアクセサリーの必需品とも言えるアイテムです。
外出の多い方にとって、どこでも充電ができるモバイルバッテリーは重宝するでしょう。
モバイルバッテリーのメリット・デメリット
モバイルバッテリーのメリット
まず最初にあげられるメリットは、「持ち運んで充電ができる」という点でしょう。
旅行先は勿論、通勤・通学など、外出時に減ってしまったスマホ等のバッテリーを充電できるのは非常に便利です。
また、モバイルバッテリー本体を「充電すれば何度でも使うことができる」という点も魅力的ですね。
モバイルバッテリーのデメリット
ずばり、「持ち物が増える」という点です。
大容量のモバイルバッテリーになると、サイズが大きくなり、重たくなります。
スマートフォン等の機器に加えて、モバイルバッテリーを持ち歩くことになる為、持ち物を増やしたくないという方はストレスに感じることもあると思います。
また、普段使用している鞄のサイズによってはモバイルバッテリーが入らない・鞄を大きいものに変える必要が出てくる場合もあります。
モバイルバッテリーを選ぶ際、注意が必要です。
モバイルバッテリーの選び方のポイント
「サイズ・重さ」
モバイルバッテリーは普段スマホと一緒に持ち歩いて使うことになる為、持ち運びやすさに影響する「本体サイズ」や「重さ」は重要なポイントです。
基本的に、容量が多いモノはサイズが大きく、重い傾向にあり、持ち運びの点で、不便を感じる場合もあります。
一方で、軽量仕様のモバイルバッテリーは、薄型・筒状といった形の製品があり、スリムで軽く、持ち運びしやすいのが特徴です。
外出時の収納場所や利用シーンを考慮しながら、最適なサイズを選択しましょう。
鞄に入れて持ち歩くことが多いと思いますが、鞄に収まる大きさ・薄さであるか確認が必要です。
「バッテリー容量が大きく、何回分もスマホを充電できるから」と選んでしまうと、いざ持ち歩く時、「大きすぎて鞄に入らない」、「重くて持ち歩くのが億劫」といったことになりかねません。
「容量」
モバイルバッテリーを選ぶ際、「サイズ・重さ」の次にチェックしておきたいのが「容量」です。
容量の単位は「mAh(ミリ・アンペア・アワー)」と表示され、この数字が大きい程、充電できる回数が多くなります。
最近のスマートフォンのバッテリー容量は3,000mAh程度のものが多くなっており、スマートフォンであれば1回充電するなら3,000mAh程度、2回の充電なら6,000mAh程度を目安に選ぶと良いでしょう。
なお、バッテリー容量ごとの充電回数の目安は以下の通りです。
バッテリー容量 | 充電回数 |
---|---|
3,000mAh | 約1回 |
6,000mAh | 約2回 |
10,000mAh | 約3回 |
20,000mAh | 約6回 |
勿論、使っているスマートフォン・タブレット等のバッテリー容量により、充電回数は増減します。
モバイルバッテリーの容量を決める際は、事前に使用機器のバッテリー容量をチェックしておきましょう。
「出力」
モバイルバッテリーの「出力」は、接続した機器にどれくらいの電流を送ることができるかといった数値であり、充電スピードに関わってきます。
電流の大きさは「A(アンペア)」と表記される場合が多く、この数値が大きい程、出力が高く、充電が速いと言えます。
充電スピードの速いモバイルバッテリーを選ぶ際は、このA(アンペア)数の大きいものを選ぶようにしましょう。
目安としては、2A(アンペア)以上のモデルを選ぶと、充電スピードにストレスを感じることなく使用可能です。
「ポート数」
ポートとは、USB等のケーブルを挿入できる差込口のことを言い、モバイルバッテリーに搭載されているポート数はサイズによって変わります。
容量が少ない小型のモバイルバッテリーだと1~2ポート、大容量で大型のタイプになると2~4ポートが主流です。
当然ですが、ポート数が多ければ多いほど同時に充電できる機器が増えます。
自分のスマホだけという場合、1ポートで十分ですが、スマホとタブレット、複数人でシェアするといった場合は、2ポート以上搭載しているモバイルバッテリーを選択しておくと便利です。
複数の機器を同時に充電したい方は、ポート数をチェックするようにしましょう。
なお、モバイルバッテリー全体で合計出力値が決まっているタイプは、複数の機器を同時に充電するときのスピードが遅くなってしまいます。
ですから、最大出力値・合計出力値が決まっているモバイルバッテリーの場合は、出力値の高いものを選択するように注意しましょう。
おすすめのモバイルバッテリー
Pilot X7 20000mAh(Poweradd)
「コンパクト」ながら「20000mAh」という大容量を備えている「Poweradd」のモバイルバッテリーです。
大容量の為、どうしても重さは目立ちますが、20000mAhの商品にしてはかなり軽い方になります。
また、価格が約2,000円で購入でき、コストパフォーマンス良し。
ほぼ全てのスマホで4回以上、タブレットでも1回以上は充電可能です。
スマートフォンだけでなく、ゲームも充電可能で幅広く使用できます。
モバイルバッテリー本体は12時間で、急速フル充電でき、性能が良い為、「これ1台あれば十分」と思えるほどの安心感があります。
AC出力対応モバイルバッテリー(サンワダイレクト)
このモバイルバッテリーの容量は「22800mAh」で、かなり余裕があり、長時間外出する時に大活躍します。
DC・USBは勿論のこと、AC出力ポートまで搭載されている為、様々な方法で給電可能です。
ただし、「900g」と少し重めですので、モバイルバッテリーに軽さを求める方は、購入前にしっかり検討しましょう。
PowerCore Speed 10000(Anker)
Amazonで4期連続ベストセラー1位を受賞している人気のモバイルバッテリーです。
クレジットカード程度の大きさの為、ポケットにも収まる程コンパクトなサイズで、重さも「約180g」と軽量な為、持ち運びも便利。
それでいて、「10000mAh」で、スマホを2~3回もフル充電可能です。
種類が多すぎて、どれが良いのか迷った時、これを選ぶと間違いが少ないと思います。
PowerCore 5000 スティック型(Anker)
小さくコンパクトで、手のひらサイズなのに大容量の「5000Ah」のスティック型モバイルバッテリー。
スティック型なので、ポケットにもすっぽり入って持ち運びが簡単です。
高電圧・高電流よる故障から機器を守る「サージ保護機能」と「ショート保護機能」が付いており、安心して使用できます。
PowerCore Fusion 5000(Anker)
コンセントに挿すだけで蓄電できるモバイルバッテリー。
コンセントプラグが付いているため、コンセントに挿すだけで蓄電でき、ACアダプタ代わりにもなります。
屋外のみならず、室内でも使いやすいのが魅力的です。
サイズ・重さも丁度良く、利便性を重視する方にオススメです。
モバイルバッテリー 5000mAh EC-M03WF(ELECOM)
手のひらにすっぽり収まる大きさにもかかわらず、5,000mAh以上を誇る、かわいいイラストが特徴的なエレコムのモバイルバッテリー。
「約145g」と軽量な為、小さなポーチ・ポケットに入れて気軽に持ち歩くことができます。
いざという時の為に、「携帯性」に優れたモバイルバッテリーを探している方にオススメです。
また、小型でデザインがおしゃれな充電器が欲しい方にもオススメ。
値段も安く、コストパフォーマンスが高いのも魅力的。
ソーラーチャージャー モバイルバッテリー 26800mAh(Soxono)
「ソーラーパネル」を搭載したモバイルバッテリー。
コンセントのない屋外でも、太陽光で本体の充電ができる為、便利です。
キャンプ等のアウトドアシーンにおすすめ。
また、LEDライトを搭載しており、夜間に探し物をする際などにも役立ちます。
IPX6等級の「防水性能」を備えている為、多少の雨でも安心です。
「26800mAh」の大容量バッテリーを搭載しているので、災害発生時の防災アイテムとしても活躍します。
Energy Plus mini Wireless 4400mAh CHE-105(cheero)
ワイヤレス充電規格「Qi」に対応したモバイルバッテリー。
「USB Type-C」と「Type-A」出力ポートを1基ずつ搭載している為、ワイヤレス充電に対応していないデバイスも含め、合計3台の機器を同時に充電できます。
また、「Type-C」ポートは入出力共用ですので、本体充電用にも使用可能です。
厚さ「約15mm」の薄型でスタイリッシュなデザインが特徴的。
スマホと重ねて持つことで、通話しながら充電もでき、便利です。
ケーブルを持ち歩かずスマートに充電したい方にオススメ。
まとめ
コンパクト化・大容量化が進んでいるモバイルバッテリーですが、最近では、大容量かつ価格の安いコストパフォーマンスに優れた製品も多く登場しています。
非常に便利で、生活必需品となったスマートフォンですが、充電を気にせず使用できたら、安心ですよね。
スマホ・タブレット等のバッテリー不足に悩んでいた方は、モバイルバッテリーの使用を検討されてはいかがでしょうか。
本記事を参考に、自分にあったモバイルバッテリーを見つけてみて下さい。