おはようございます。こんにちは。そして、こんばんは。
2013年に発売されたポケットモンスターシリーズ6作目「ポケットモンスターX/Y」。
ポケモンシリーズでは初の3DSで発売され、メガシンカをはじめ新要素が目白押しの本作。
今回は、そんな「ポケットモンスター X/Y」のレビュー記事になります。
ポケットモンスター X/Y
「ポケットモンスター X/Y」は、2013年に発売されたポケットモンスターシリーズ6作目で、3DSが発売してから初めて登場したポケモンの3DSソフト。
ポケモンとしては初となる、マップからポケモンまで3Dグラフィックで描かれているのが特徴です。
物語の舞台は、フランスをモデルにした「カロス地方」。
本作からの新要素として、特殊なアイテムを持たせることで戦闘中に特殊進化する「メガシンカ」、強力なドラゴンタイプに有利を取れる新タイプ「フェアリー」が追加されました。
また、3DSのタッチスクリーンでポケモンと交流できる「ポケパルレ」もポイント。
撫でたり、お菓子をあげたり、遊んだりすることで、ポケモンの新たな一面が見られることも。
基本情報
発売元 | 株式会社ポケモン |
---|---|
販売元 | 任天堂 |
開発元 | ゲームフリーク |
対応ハード | 3DS |
発売日 | 2013年10月12日 |
ジャンル | RPG |
CERO | A(全年齢対象対象) |
プレイ人数 | 1人(通信時:1〜4人) |
権利表記 | © 2013 Pokémon. © 1995-2013 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc. |
公式サイト | https://www.pokemon.co.jp/ex/xy/ |
追加された仕様や要素
本作は見た目や新ポケモン以外の新要素もとても多く、今までシリーズを追いかけて来た人もが新鮮な気持ちで遊べる作品となっています。
以下、新しく追加された仕様をピックアップして箇条書きで載せておきます。
- ポケモンの絵がドット絵からポリゴンに
- フィールドも綺麗になり、主人公たちの等身も3頭身ぐらいに変更
- 徒歩と自転車以外の移動手段として「ローラースケート」が追加
- 主人公の着せ替えが可能に
- 新タイプ「フェアリー」が追加
- 一部ポケモンにメガシンカ追加
- ポケモンと戯れる「ポケパルレ」が追加
- 努力値を増やす「スパトレ」が追加
- 基礎ポイント(努力値)がスパトレにて視覚化された
- 野生のポケモンが5体ほどの群れで出現することもある(群れバトル)
- 「がくしゅうそうち」は持っているだけで発動し、手持ち全員に経験値を分ける仕様に
おすすめポイント・評価点
完全3Dのグラフィック
従来のポケモンソフトとは異なり、ハードが3DSになったことでポケモンのグラフィックも3Dに。
出来も悪くなく、ポケモンらしさがよく出ており、ポケモンがより可愛く、よりカッコよくなりました。
技ごとにモーションも何種類かあり図鑑で確認可能。
バトルの演出もパワーアップして、かなり臨場感があり、3D化に伴うテンポの悪さなどは殆どありません。
人間キャラも通常はデフォルメではあるものの、一部のイベントではちゃんとした頭身で表示され、こちらの出来も良い感じです。
登場するポケモンが非常に多い
新規追加ポケモン(いわゆる第6世代)の総数は72種と少ないものの、様々な地方のポケモンが登場。
この点は新規ポケモンしかいなかった前作(ブラック/ホワイト)の反省点だと思われます。
地方図鑑も「セントラルカロス」、「コーストカロス」、「マウンテンカロス」の3つのグループに分かれており、それぞれに150種ほど、合計457種となっており、登場するポケモンが非常に多く、パーティーのカスタマイズ性が向上しています。
新タイプ「フェアリー」が追加
金銀ぶりに新タイプが追加されたのも注目ポイント。
新タイプの「フェアリー」タイプは「はがね」・「どく」に弱く、代わりに「ドラゴン」を無効化し一方的に弱点を取れる「ドラゴンタイプ」キラーと言った性能になっています。
600族や伝説が多い「ドラゴン」タイプを相手に有利に立ち回ることが可能です。
フェアリータイプのポケモンは見た目もかなり個性的で、お菓子みたいなペロッパフや鍵みたいなクレッフィなどちょっと人工物モチーフが多め。
また、ピッピなどの既存ポケモンにもフェアリータイプが付与されています。
「ポケパルレ」や「スパトレ」といったミニゲーム要素
「ポケパルレ」は手持ちポケモンを撫でたり、お菓子をあげたりできます。
ふれあうことでポケモン達が色んな表情を見せてくれるようになりました。
ポケモン用のケーキを与えたり・撫でたり・ミニゲームで遊んだりできて、楽しいです。
地味に作り込まれており、しかも可愛らしいので結構はまります。
しかも、ポケモンと仲良くなるとバトルでいい効果が発生するようになる為、救済措置にもなっている。
まあ、本作は簡単なのでポケパルレしなくても十分クリア可能なんですが・・・。
ちなみに、ポケパルレのミニゲームも難易度が高いものがあり、極めようと思うと結構苦労します。
また、育成周りの要素も強化され、「スパトレ」はミニゲームをしながらポケモンを強化可能です。
具体的には、スパトレによる努力値振りが可能になりました。
加えて、グラフによる努力値の可視化も行われ、やりこみ勢にとっては遊びやすい環境になったと思います。
「がくしゅうそうち」による経験値の配分
今作では「がくしゅうそうち」というアイテムの仕様変更により、持っているだけで手持ち全体に経験値が配れる優れモノになりました。
その為、難易度は非常に低くなりましたが、簡単すぎるのが嫌なら「がくしゅうそうち」をオフにすることも可能です。
レポート(セーブ)にかかる時間の大幅な減少
シリーズ全体でみてもかなり短い部類で、4世代、5世代はそれなりに時間がかかりましたが、本作はほぼ一瞬。
レポート(セーブ)は何回もすることになる為、時間短縮は非常にありがたく、良点です。
ローラースケートが移動に便利
ゲーム序盤にローラースケートを入手できるのですが、これが移動にとても便利。
ローラースケートは「アナログスティック」で操作する時だけ履く形式になっており、「十字キー」操作だと今まで通り徒歩で移動できます。
自転車もありますが、ローラースケートと比べると速度はさほど変わらない為、すぐ履けて小回りも効くローラースケートが大変便利です。
問題点
ミアレシティの構造
マップが広い上、カメラワークは複雑。
どこに何があるのか理解するのに慣れるまでは苦労すると思われる。
慣れれば、それ程でもない。
メガシンカできるポケモンとできないポケモンの格差
本作からの追加要素として、特定のポケモンに「〇〇ナイト」というアイテムを持たせることでバトル中にメガシンカができるように。
メガシンカしたポケモンはステータスが底上げされて、特性も強力なものに変わったりと一線級の能力になるものが多く、見た目もカッコイイです。
しかし一方で、メガシンカできるポケモンとできないポケモンで格差が生まれてしまったという点では少し残念。
まとめ
「ポケットモンスター X/Y」は、2013年に発売されたポケットモンスターシリーズ6作目。
3DSが発売してから初めて登場したポケモンの3DSソフトでもあります。
新ポケモンの追加に留まらず、「フェアリー」タイプや「メガシンカ」などの対戦環境に影響するような要素が追加されました。
「ポケパルレ」や主人公の着せ替え等のシステム面でも新要素が多数追加され、ポケモンとしては初の、マップからポケモンまで3Dグラフィックで描かれているのが特徴。
ハードが3DSになったことも相まって従来のポケモンから大きく進化した作品に仕上がっています。
シリーズ経験者はもちろん、ポケモンを初めて遊ぶ初心者にもおすすめのゲームソフトです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
プレイ日記